住宅に日当たりってどこまで重要?「土地選びの際の日当たりの考え方」 - CLASSO | 伊那谷に家を建てたい人のためのハウジングカタログ【WEB版】
2025年9月30日

住宅に日当たりってどこまで重要?「土地選びの際の日当たりの考え方」

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アドバイザー
神藤

これから住宅を検討される方には、いろいろ検討されることが多くて大変かと思われますが、まずは、土地の選び方の考え方について、今回は日当たりの重要性を考えていきたいと思います。


日当たりってそんなに大事?その理由を考えてみましょう

やはり、皆さんは住宅に住む際に日当たりが良いほうがいいでしょうか?それでは、なぜ日当たりが良いほうがいいとお考えですか?

➀日当たりがいいと明るいから
②日当たりがいいと冬温かいから

大きくはこの2点により、日当たりがいいほうが良いとされるかと思われます。
日当たりは、各方角によって様々な考え方をするのが良いと思います。

方角によって変わる日照の特徴を知っておこう

  • 東側⇒朝の日当たりを期待できる
  • 南側⇒日中の日当たりを期待できる、一番日照を期待できる方位である
  • 西側⇒夕方の日差しが当たる「西日が暑い」などと言われる方角
  • 北側⇒北側は日が当たらないので日照は期待できない

ということは、東側と南側が開けていると、住宅において日当たりのいい土地ということになるのではないでしょうか?

「明るさ」と「暖かさ」は本当にメリットばかり?

前述の➀と②については、良いことばかりではないのですが、基本的にはメリットです。
➀の明るさは、目の前に建物などがあれば日当たりが悪く、一日暗いところに住む状況になるからです。せっかくの住宅ですから、暗い部屋に住むより明るい部屋に住みたいですよね。
ただ②については、冬の日照はとても暖かいのですが、最近の夏の暑さを考えますと、冬温かい=夏暑いという考え方もできます。
それには住宅の断熱性能を上げるとか、日よけのものを考えるなどの暑さ対策も今後は必要になろうかと思います。

しかし、日当たりがいいということは、パッシブの考え方からしても重要なことになります。
特に冬場は、日当たりがいいと日照によりとても暖かくなり、室内にその温かさを取り入れていけば、暖房の費用の削減にもつながるものです。

土地の向き・距離感・環境…プロと一緒に検討を

以上のように、日当たりがいいということは、土地選びにおいて重要なポイントになることは間違いありません。
冬至と夏至の太陽の高さは当然違いますので、冬至の時期でも十分な日照が得られる南側がある土地を選ぶのが最善ではあろうかと思います。
どの程度南側の土地から離れていたらいいか?などはプロにご相談ください。
土地の方位、前の建物からの距離、新築住宅の大きさなどにより検討されるのがよろしいかと思います。

日当たりより“便利さ”を優先する暮らし方もある

ただ、都会や町中に住まわれる方は、お隣に建物がピッタリくっついている場所にも建築する方はいらっしゃいますよね。
それは、日照よりも利便性を選ぶということなのです。利便性を日照より上位のポイントに置かれる方はこの考え方もありかと思います。日中はお仕事で外出されていて、帰ってくるのは夜だしという考えかたも然りです。
それぞれのライフスタイルで土地を検討していかれるのがよろしいかと思います。

「自分に合った暮らし方」で考えることが大切

私個人の考えとしては、田舎で少し大きな土地を考えられるのであれば、日当たりのいい土地を選ばれるのがよろしいかと思いますが、土地の場所や大きさや金額などから総合的に考えましょう。
また、北側は日照が期待はできないので、窓は無くていいかと言われれば、日照が無くても窓があるだけで明るくなるのも事実です。
ここは、建築時に要検討ですね。窓はなるべく少なくしていくタイプの住宅を提案する会社もあるようです。

土地を選ぶのは最初の検討事項なのでしょうが、そこの土地に一生住むことを考えてしっかり土地を選んでいきましょう!悩むことがあれば、そこはプロに相談するようにしましょう!

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神藤 泰隆

宅地建物取引士 / 住宅ローンアドバイザー / 賃貸不動産経営管理士

大学卒業後、東京のゼネコンに入社。大手での経験を経て、出身地である伊那市にUターンし、地元密着のエ務店に転職。その後、今までの建築業・不動産業の経験を活かし企業の枠にとらわれない住まい相談ができる場所をつくりたいと考え、独立し、オフィスジンドゥーを開業。

https://office-jindo.com

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