最近、ようやく少し暖かくなってきたのが実感できる陽気になってまいりましたが、まだまだ 2月下旬です。 また寒の戻りもあるでしょうし、寒くなることもあろうかと思います。
それにしても、今年の冬は寒かったですね。夏は暑かったし、冬は寒いし、寒暖差が大きい一年でした。これからは毎年こんな感じなのでしょうかね?
住みやすい気候がこの地域のいいところでもあったと思うのですが・・・ やはり、寒い時期になると家の断熱性能を見直したいという考えが思い浮かびますよね。
昔の住宅と断熱性能
昔から、冬は寒い地域ですので、冬がくるたびに家がもっと暖かければいいのに…と思っていらっしゃる方が多いでしょう。
ただ、昔の建物は、断熱材も入っているかどうかというレベルですし、断熱材が入っていたとしても、現在のような断熱等級や断熱性能について考えられていた時代ではありませんでした。
当然、昔の建物には断熱の指標もあったのかなかったのか???断熱材が壁や屋根に入っていない建物では、そこまで考えられていないですよね。
以前にもお話ししましたが、これからは断熱性能にも指標が示されるようになり、新築住宅の場合は、その建物の断熱性能をゼネコンが説明をするということが義務化されました。断熱性能につきましては、以下の表が指標となります。
これからの住宅に求められる断熱基準

最近ではよく聞くようになった UA 値というものが、断熱性能を示す数値となっていますね。このUA値の値が小さいほど断熱性能が高いということになります。
例えば伊那市の中心地あたりですと、地域区分としては4地域となりますので、2025年基準では0.75でよかったものが、2030年基準になりますと、0.60以下でなければいけなくなります。
脱炭素社会の流れの中で、断熱性能も上げることで脱炭素していこうという国の考え方ですね。
最近の住宅は、これ以上に断熱性能の数値にこだわって、UA値の数値を前面に押し出して高性能をうたって広告を出している会社も多いです。
当然、断熱性能の高い建物のほうが、冬の暖かさが違います!前述の基準を大きく上回った数値の住宅が、新築では主流になりつつありますね、
既存住宅の断熱性能を上げるには
それでは、既存住宅の断熱性能を上げるにはどうしたらいいのか?という疑問が出てきますよね。
①断熱材の入っていない建物の断熱強化
②断熱材は入っていても、さらに断熱強化したい
③基礎の断熱強化
④天井の断熱強化
などを考える方もいらっしゃるでしょう。また、建築屋さんにそのような相談をされた方もいるでしょう。
建築会社に相談された方は、「この建物を断熱強化するには多額の費用がかかりますよ!新築して断熱性能が高い住宅のほうがいいですよ!」というような話をされたことがあるかもしれませんね。
そ んなことはありません!と言いたいところですが、その通りの部分も多いのです。

既存住宅の断熱強化はどれくらい大変?
今ある建物を断熱強化する場合は、①や②であれば壁を壊して断熱材を入れ、また壁を造り直さなければいけません。
③の場合は基礎断熱にするか床下断熱にするかを検討しながら、床を壊すか床下をもぐっての作業となり大変な工事になります。
④が一番対応しやすいかもしれませんが、天井のみ断熱を強化しても、建物全体の断熱性能はそこまで上がりません。ですので、どうしても既存建物の断熱を強化したいという方は、高額な費用がかかるということを覚悟して検討をする必要があります。
断熱のことだけを考えるのであれば、古い住宅であれば建替えも視野に入れて検討されるのがよろしいかと思います。そもそも昔の建物とは性能が変わっていますし、住設機器も進化していますので。
ただし、現在新築の住宅の価格 が高騰しています。ビックリする金額になってきています。
建物だけではなく(性能が高い=高額になる)という図式に当てはまりますね。
既存住宅を活かす方法もある
それでも既存住宅をリフォームして住む方方や、既存住宅を守っていかなければならない方はどのようにしたらいいのか? 断熱強化をそこまで費用をかけずにしていくにはどうするのか?ということになりますが、既存住宅での断熱強化はできる範囲で対応して、補助金が活用できる内窓の設置やサッシ交換、暖房器具の新規設置、間取り変更など、いろいろな方法があろうかと思います。
建築屋さんと相談しながらどのように進めていかれるのがいいかを検討されるのがよろしいかと思います。
当然、ご予算は重要ですので、ご予算に合わせた方法を考えていくことが大切ですね。