リフォームをしたいのだけれど、施工業者はどのように選べばいいの? - CLASSO | 伊那谷に家を建てたい人のためのハウジングカタログ【WEB版】
2024年10月31日

リフォームをしたいのだけれど、施工業者はどのように選べばいいの?

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アドバイザー
神藤

今回は、リフォームについて考えてみましょう。

新築の場合の業者選びは以前にもコラムに掲載していると思うのですが、リフォームの場合は少し状況が違ってきますかね。
というのは、まず、みなさんが見に行かれる住宅展示場は新築住宅のためにあるようなもので、リフォーム工事については対応できないところがほとんどでしょう。しかもハウスメーカーさん系においては、新築の工事をメインで営業をしているため、リフォームするくらいなら建替えを薦められたなんていう経験がある方は多いのではないでしょうか?
当然、増改築する面積が大きく建替えたほうがいい場合もありますが、それがみなさんの本意であればよろしいかと思いますが、無理してローンを組んで建替えを行うのもどうなのか?ということもあろうかと思います。

結局、住宅展示場ではリフォームに関する情報はあまり得られずに、住設機器を見て「こういうキッチンにしたいね」とか「お風呂を入れ替えたいな」ということの情報を入手するのみであろうかと思います。
リフォーム工事をメインにしている会社も当然ありますが、やはり実際に目で見られるものというのは新築の展示場とは違い、せいぜい住設機器を展示している感じが多いのではないでしょうか?
となると、リフォームをする場合はどのように施工業者を選定していくことが多いのでしょうか?

リフォームの場合の企業の選び方は?

    私が見てきている業者選定の方法で多いのは以下の通りです。
    ➀既存の住宅を施工した建築会社
    ②知り合いから紹介された業者
    ③ネット、広告などで業者を探す
    ④相見積もりを取って安い業者を選択
    ⑤設計事務所を通して業者を検討
    などなどがあげられると思います。

    この中で断然多いのが、①今までの付き合いのある建築会社にリフォームを依頼することが多いはずです。ただ、このように依頼できる方々は、
    ・付き合いのある建築会社との関係が良好であること。
    ・付き合いのある建築会社のレスポンスが良くリフォーム工事にも快く応じてくれること。
    ・その会社をこれからも信頼できること。
    という条件があろうかと思います。

    例えば、新築工事の時は調子よく仕事を受注していくが、その後のアフターの対応が悪くメンテナンスについては既存の建築会社に依頼はしていないという方は結構多いです。新築してから何も問題がなければ10年くらいは付き合いがない場合も多いですから。
    また、昔に建築した場合はその会社がすでになくなっている場合や担当としていた方もいなくなっている場合は多いです。

    当然、その建物を建築した会社が一番その建物のことを知っているはずなので、そこの会社に依頼するのが一番よろしいのは間違いないのですが、
    ●すでに付き合いがない
    ●知っている会社なだけに、高額の見積りがでてきても発注しないといけないのでは…
    ということが障害になって依頼できないということがあろうかと思います。

    いつでも頼りになるお抱えの企業をみつけよう

    リフォームをされた場合、そこからまた長年の付き合いが建築会社と始まるわけですから、リフォーム後もしっかりと対応してくれる業者を選ぶことは重要ですよね。
    そんな時に心配になるのは、
    ・一回見積りをしてもらいたいけど、見積りをしてもらったら断りづらい。
    ・気になるところを全て見てもらって見積りをしてほしいけど、知らない業者に家の中を見られたくない。
    等の心配がでてきますよね。当然、➀既存業者、②知人の紹介、③広告で探したところ等に全て該当しますよね。
    単純にボイラー交換やエアコンの取付等は家の中を見なくても話ができますが、水回りの交換や、ましてや増改築がかかわってくるとなると見ないで見積りをすることはできません。

    そこで重要なのは、みなさんがそれぞれ住宅のメンテナンス業者のお抱えを持つということです。既存の建築業者でもいいですし、メンテナンス業者でもいいですし、小さい工務店でもいいでしょう。
    いつもその業者を頼めばなんでもしてくれるところがいいでしょう。付き合いが深くなれば、見積り金額も心配せずに適正の金額も出してくるはずですし。

    相見積もりは最初に言っておこう!

    まだ、そういう業者がいないからどうしたらいいか?という方も多いと思います。見積りしたら断りづらいから・・・という方は多いでしょう。
    ただ、最近は業者のほうも相見積りをしていることは十分承知しているはずですので、しっかりと見積りをして、断るときには断りましょう。まず、そこの業者を見てみないと、担当者も自分に合うかどうかも見てみないと依頼はできないですもんね。そういう時には、最初に以下のように業者に伝えておくことです。
    ・申し訳ないけど他にも見積りを依頼しているので。
    ・どのように施工してどんな金額になるかを見てから業者を決めたい。
    と最初にはっきり伝えましょう。そうすれば他社に依頼をされてしまったら、単純に負けを普通は認めるはずです。

    リサーチは必須!

    ただ、その業者の評判は必ず事前にリサーチしましょうね。いろいろな業者が多いですから。安かろう悪かろうという業者はまだまだ多いようですし、飛び込みで高額の営業をしていく業者もあるようですね・・・
    信頼できる業者と是非お付き合いをしてください!

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    神藤 泰隆

    宅地建物取引士 / 住宅ローンアドバイザー / 賃貸不動産経営管理士

    大学卒業後、東京のゼネコンに入社。大手での経験を経て、出身地である伊那市にUターンし、地元密着のエ務店に転職。その後、今までの建築業・不動産業の経験を活かし企業の枠にとらわれない住まい相談ができる場所をつくりたいと考え、独立し、オフィスジンドゥーを開業。

    https://office-jindo.com

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