地元の木材をふんだんに使った深呼吸したくなる家

その土地だけが持つ景色、日の当たり方、風の流れ、人や車の往来。新井建築は周囲の自然環境を大切にしながら、その場所にしか建てることができないオンリーワンの家づくりを提案している。
強みは、木の特性を知り尽くした熟練の自社大工が、地元の材料を優先的に使って家を建てていること。材料の加工も自社でしており、設計から施工までを一貫施工している。
オフィスでは、垂木と野地板の美しい木組みを見せる杉材の天井、ぜいたくに栗材を使用した床など木をふんだんに使った施工の様子が見られるのでぜひ見学を。

新井建築のオフィス。土間から続く感動的な吹き抜け空間には、スノコ状のインナーバルコニーを配した。美しさが際立つ梁（はり）や桁には耐久性に優れる米松を、柱は強く、美しい檜を、羽目板には杉材を使用。丁寧さが伝わる精巧な職人技を感じる。

打ち合わせができるミーティングルーム。工法は「外断熱」と「二重通気」という技術で夏と冬に衣替えをする「ソーラーサーキット工法」。1年を通して、健やかで快適な住み心地を極めている。

玄関へは洗い出しのコンクリートのスロープを進む。ベージュとダークブラウンと白の配色のバランスが絶妙な外観。ダークブラウンの壁に配した窓からは、中央アルプスの宝剣岳が見えるように設計されている。

薪ストーブのある土間スペース。家全体を温められるように設計。1年を通して健やかで快適な住み心地を極めている。段差を優しく誘導する床の間接照明。