地震への強さと間取りの自由度を両立
「コンパクトな間取りにしたかった」と話す家主。廊下などの無駄なスペースはなくし、その分、空間に奥行きを持たせることで、視界が広がる開放的なLDKを作り上げた。一つの空間を多目的で使う工夫も施す。
8畳の吹き抜けには特注のネットを設置。子どものアスレチックエリアに変身させた。こうした設計自由度の高い家づくりは、パナソニックの耐震住宅工法テクノストラクチャーを採用する当社の得意分野だ。
①ダイナミックな吹き抜けはパナソニックのテクノストラクチャー工法を採用する竹花工業ならでは。梁(はり)をあえて見せ、黒く塗ることでインダストリアルな空間を演出。
②キッチンとダイニングの間を空けることで、リビングとキッチンとの動線も確保。水回りは使い勝手を重視し、機能性の高いパナソニックのシステムタイプ製品を採用した。
③床材にはアカシアを使用。独特な濃淡がある豊かな表情の木目が目をひく。
趣味を楽しむ土間はまるで大人の秘密基地
玄関横に設けた土間スペースは、趣味の部屋。造作の棚には、釣りやキャンプなどこだわりの道具が並ぶ。家主が好きな無骨でインダストリアルな雰囲気を追求した。夜はここで自分の時間を楽しむ。
ここにも多目的で使える工夫を凝らし、南側は板敷とし、昼間はサンルームとして使用できるようにした。
断熱性能では、内側と外側の両方からの断熱材を施すことで、断熱等性能等級6を実現。真夏・真冬でも、冷暖房に太陽光発電を利用し省電力でまかなえる住まいとなった。