まずは大事な資金計画
住宅の建築において、資金計画は最重要な項目と言えるでしょう。
資金が無ければ建てたくても希望の住宅を建てることが不可能になってしまいます。当然、自己資金で建築する場合には全く関係ないことなのですが、自己資金で新築住宅を購入できる方は本当に少数です。
自己資金が足りない方がほとんどですので、みなさん心配なさることはありません。足りない分は当然、皆さん金融機関からの借り入れに頼ることになります。
金融機関から数千万円のお金を借りるということになるのです。正直、人生で一番大きな買い物ですので、借り入れも一番大きな金額になろうかと思います。
そんな多額の金額の融資は金融機関も簡単にはしてくれません。お金を貸しても大丈夫な人なのかをチェックして、OKをもらえないと融資をしてもらうことはできません。その一番最初のチェックが事前審査というものになります。
この事前審査は各金融機関、全てで行われる関門ですね。その内容は金融機関で詳しく教えてくれると思いますが、
・勤務先、年収
・信用調査
・借り入れの有無等
・借り入れ金額が問題ないか
等のチェックを行うのです。
事前審査の方法はさまざまですが、一般的には金融機関で行います。事前審査の申込書を記入して審査を受けることになりますね。
当然、虚偽の申請をしたら融資してもらえなくなりますのでご注意くださいね。
通常は、審査結果は数日から一週間程度で返答がくることになります。その事前審査で承認が下りれば、その承認された金額は融資が可能であると思って大丈夫かと思います。
住宅会社さんは、実際にいくらの予算があるかの確認をしたいので、お客様にまず金融機関の事前審査をお願いしますという話は出ると思います。
これは、建築費の予算を確認する上で必要なことであると思います。夢が大きく膨らんでしまっても、最終的に融資をしてもらうことができなければ、その夢を白紙に戻すしかありませんから…
住宅会社の営業マンに相談するのも手!
ただし、事前審査も承認をもらってからの期間というものが決まっているようです。その期間を過ぎてしまったら再度事前審査を行う必要がでてくるということになりますので、注意が必要です。
金融機関というものは敷居が高いと言われる方はやはり多いです。例えば銀行に行くのも嫌だという方も確かにいらっしゃいます。
昔に比べると、金融機関の住宅ローンは主力商品になってきており、住宅ローンの専門集団でローンセンターなどの部署をつくっている金融機関も多いです。
相談もしやすくなってきているはずですが、それでも嫌な方は私のような者や住宅会社の営業マンに相談してから行かれるのがよろしいでしょう。事前に心の準備をしておくことができますので少しは安心できるかもしれません。
自己資金が足りない方は、誰しもがどうしても通らないといけない関門ではありますね。住宅のことだけ考えればいいかと思えばこういう予算のことも大きな検討事項ではありますのでご注意ください。
今後の金利は…?
さて、最近のニュースで、日銀のゼロ金利が解除されたということが大きな話題を呼んでいます。いままで十数年金利が上がってこなかったのは、このおかげであったということになりますが、いよいよこれで金利が上がる可能性が高くなりました。
金融機関では定期預金の金利を上げるという喜ばしいニュースもある中で、当然住宅ローンの金利も上がるというニュースになっていくのかと思います。ただ、そんなに急激に金利を上げることは無いとは思うのですが、なんとも先はわかりません。
都市銀行ではまだ住宅ローンの金利は現状維持というところがほとんどであるとのことのようですが…今後は徐々に上がっていく可能性のほうが高いでしょう。金利の上昇局面での金利の選択方法も考えていかないといけませんね。
また、金融機関によっても金利がさまざまだったり、いろいろな金融商品があったりと自分で検討していくことも必要でしょうし、それについてプロの意見も聞きながら検討していくのも必要になってくるでしょう。
これから先の世の中の経済や景気の状況などは予想しかねる部分は多いのですが、ある程度の防衛をしていくことは当然必要なことですよね。
世の中の景気が良くなる=金利が上がる
とお考えください。東京はそこに”所得が上がる”も付随するのですが、田舎はなかなか所得が上がるまでには時間がかかりそうな気がします…まだまだ暮らしが改善とまではいかない日々が続きそうです。
適切で最適な借り入れをして、素敵な住宅造りをされますよう!