株式会社 U建築

築47年の家が「エアコン1台で冷暖房できる家」に

高断熱・高気密に特化した「ファースの家」などの高性能住宅を手がけるU建築。リノベーションでも、そのノウハウをいかんなく発揮する。
築47年の古家をよみがえらせた同社のリノベーションモデルハウスでは、高い技術を目の当たりにできる。壁や床下、天井に隙間なく吹き付け断熱を施すことで、G2グレード（Ua値0.34）の断熱性能を実現。
さらに基礎の打ち直しや梁（はり）・柱の補強を行い、耐震等級3相当までに耐震性能を強化。新築並みの家に生まれ変わった。現在は二世帯リノベーションの相談も増えている。

築47年の住宅は、部屋数が多く収納は少ない昔ながらの間取りだった。日が当たらない風呂場やトイレは、暗さと寒さが気になり、水回り周辺の柱は触っただけでボロボロと崩れてしまうほど腐食していた。

ふすまで隔たれていた2つの和室をつなげ、家族が集える広いLDKにした。リビングを見渡せるI型キッチンでは、家族と会話をしながら料理ができる。床下と壁に断熱を施し、室内の気密性を上げたことで、冷暖房の使いすぎを抑えられるようになった。