住宅を建てる時は何社くらい検討したほうがいいの? - CLASSO | 伊那谷に家を建てたい人のためのハウジングカタログ【WEB版】
2024年7月30日

住宅を建てる時は何社くらい検討したほうがいいの?

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アドバイザー
神藤

みなさんは、住宅建築を検討する際にどのような方法で検討されるでしょうか?
今回はこのようなお悩みについて考えていきたいと思います。

建築会社の検討方法は?

①ネットで建築会社を検索して検討
②ハウジングセンターを見て検討
③知人からの紹介で検討
④プランニングからコストまでプレゼンをさせて検討
⑤建築条件付きの土地を購入

などなど、さまざまな方法があろうかと思います。前述の5項目はさまざまな方法の中でも多い検討方法だと思います。

何社くらい検討したほうがいいの?という質問は私も聞かれることがよくありますが、正直なところこの答えは無いと思います。1社のみの検討でもいいでしょうし、10社検討して1社に決めるのもいいでしょうし、検討される方それぞれの方法で考えればよろしいかと思います。
一番重要なのは、検討する会社が1社であろうが10社であろうが、ただ、漠然と建築会社に声をかけるだけではなく、しっかり自分で、いや家族全員でしっかり考えたのかということであろうかと思います。
自分達で考え、導き出した結論であるのかどうか?ここが一番重要なのです。人に流された答えは後で失敗を招くこともあるのではないでしょうか。
他人の言うことを信じて後悔して他人を恨んでも後戻りはできませんよね。自分でしっかり考え抜いて出した結論であればきっと良い結果になるでしょうし、なにより納得できるはずです。
他人の声に流された場合は、いざトラブルがおこった場合には自分で結論を出していないがため何倍も大きな後悔が訪れるはずです。

建築条件付きの土地購入は慎重に!

それでは、前述の検討方法について少しお話したいと思います。
まず、5項目の中で⑤については土地探しの段階でよくある話ではあろうかと思いますが、気に入った土地に建築条件がついていればその会社で建築をするということになります。ほかに検討はできないわけです。
ただ、その会社の内容、過去の施工物件、建築方法、建築コストは事前に検討することはできます。オールオアナッシングですがそこで建築するのか、土地をあきらめるのかを決断することはできますよね。
その建築会社に納得できなければ土地はあきらめたほうがよろしいです。土地のためだけで建築会社を決めて失敗した方もいらっしゃいますので・・・。

ネットで探す場合は何社かに絞る

➀は最近のネット社会で、どなたもが検討時点でホームページなどを検索されると思います。ただ、ホームページだけではわからない部分もありますので、みなさんもやられていると思いますがそこから何社かに絞って検討を始めていくのがよろしいでしょう。
・建築会社の信用度
・建築の工法
・過去の施工物件
・建築コスト
をしっかりとご検討されるのがよろしいかと思います。

ハウジングセンターを見学

②のハウジングセンターもみなさん必ず一回は訪問されていると思います。ただ、ハウジングセンターの中の建築会社は限られていますし、意外と建築コストも高額だったり、ハウジングセンターの建物は実際に建てられる大きさではないなどの声はよく聞きますし、最近は少なくなってきたようですが、ハウジングセンターに行くとそのあとの営業攻勢がすごくて困るということもあるようです。
ですからハウジングセンターを検討されるのは検討の導入時期には必要なことかと思いますが、早い段階でふるいにかけて候補に残すかどうか決めるという作業が必要なのではないでしょうか。

知人からの紹介もベストとは限らない!

③の知人の紹介についてですが、紹介のまま建築される方も当然いらっしゃいますが、知人の方にはフィットした建築会社でも自分達にはフィットするかどうか、それはわかりません。
評判が良くても100人の調査で100人にベストの評価を得られる会社は無いはずです。評価は人それぞれです。
やはり自分達の目で見て、頭で考えて、結論を出していくことが最善なのではないでしょうか?

プランニングからコストまでプレゼンをしてもらう

④の数社にプレゼンからコストまで検討してもらうというのも良い手法だと思いますが、数が多すぎると、建築会社のほうの本気度も下がりますし、検討をするみなさんもすごく疲れます。なんでもかんでもプランニングさせるのではなく、事前に建築会社を絞ってから依頼するのがよろしいのではないでしょうか?

ということで、検討するのには何社くらい検討したほうがいいの?というというお悩みについてですが、正直ベストなお答えは無いと私は思います。1社だけの検討でも10社の中からの検討でも、ベストな住宅を建築することができればそれが最良だからです。
そこで必要なのは、検討する数ではなくて、本当に真剣に検討して、自分達で最終的に結論を出して、建築を任せる会社を選定したかどうかということなのではないでしょうか?

自分達で後悔しない住宅造りは、自分達で後悔しない建築会社選びから始まります。頑張って選んで良かったという会社も見つけましょう!

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神藤 泰隆

宅地建物取引士 / 住宅ローンアドバイザー / 賃貸不動産経営管理士

大学卒業後、東京のゼネコンに入社。大手での経験を経て、出身地である伊那市にUターンし、地元密着のエ務店に転職。その後、今までの建築業・不動産業の経験を活かし企業の枠にとらわれない住まい相談ができる場所をつくりたいと考え、独立し、オフィスジンドゥーを開業。

https://office-jindo.com

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