暑い夏を間近に控えた梅雨。快適な夏を迎えるためには、これからの季節に活躍するエアコンの掃除がとても大切です。
今回はそんなエアコンのお掃除について紹介します!
Q:梅雨時にエアコン掃除をした方が良いのはなぜ?
A:エアコン内部でのカビの繁殖を抑えるためです
湿度も温度も高い梅雨は、カビが発生しやすい季節。特にエアコンは、内部の湿度が上がりやすく、カビが生えやすい環境です。さらに、カビはホコリをエサに繁殖するので、汚れを放置するとカビの発生率はさらに高まります。
ホコリやカビはエアコンの故障や運転効率低下につながるほか、咳やアレルギーなどの健康被害、嫌な臭いの原因に。エアコンの使用頻度が増える夏前の今、エアコンをきれいにしておくことが大切です。
Q:エアコンは自分で掃除することができる?
A:自分でできる部分とプロに頼む方が良い部分があります
カバーや吹き出し口などの外から見える範囲やフィルター、室外機の表面などはセルフクリーニングができます。
一方、外から見えない内部の掃除は、専門的な知識が必要。中は構造が複雑で、無理に自分で掃除しようとすると故障の原因にもなりかねません。そのため、エアコン内部のクリーニングは、プロに頼むのがおすすめです。
Q:どうやって掃除すればいい?
A:各パーツで掃除方法が異なります
※必ず最初に電源プラグを抜いてから掃除を行いましょう
本体カバー
カバーの全面や上部に付着したホコリをハンディモップなどで乾拭きする
フィルター
①フロントパネルを開け、フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
②フィルターを取り外し、表側からホコリを吸い取る
③裏面からシャワーを当てて水洗いする④タオルで拭いて乾かす
吹き出し口とルーバー
①ルーバーを手で回して開く。※軽く回しても動かないものは無理に作業しない
②吹き出し口を濡らした雑巾や細いモップで吹き、その後乾拭きする
③30分ほど送風運転して水分を乾燥させる
室外機
①外カバーを濡れた雑巾で拭く
②裏側や側面のアルミフィンのゴミを歯ブラシなどで優しく取り除く
③室外機から出ているホース(ドレインホース)のゴミを取り除く
Q:掃除のほかに、日常の中でできるカビ対策はある?
A:運転を停止する前に送風運転すると効果的です
カビ対策のためには、エアコンを使用した後に30分ほど送風運転を行うことがおすすめです。内部の湿度が下がり、カビが繁殖しにくい環境をつくることができます。自動的にエアコン内の湿度を下げてくれる内部クリーン機能を設定しておくのも良いでしょう。
さらに、エアコンを使用中でもこまめに換気を行いましょう。室内の湿度が適度に下がるほか、室内の汚れた空気がエアコンに取り込まれることが減るため、カビ予防が期待できます。